TAVI, MitraClip News+

TAVI治療は日本では2013年に始まった新しい治療方法です。 "TAVI, MitraClip News+"では慶應義塾大学病院でのTAVIに関する新しい情報を逐一お伝えしていきます。

特設ページ「心臓弁膜症・大動脈弁狭窄症の新しい治療法・TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)」を公開しております。
TAVI, MitraClip News+と合わせてぜひご覧ください。


三尖弁閉鎖不全症の治療に用いられる医療機器の治験のお知らせ

慶應義塾大学病院では内科的治療を実施しているにもかかわらず、重度以上の三尖弁閉鎖不全症と診断された方を対象として、三尖弁閉鎖不全症の治療に用いられる医療機器の治験※にご協力いただける方を募集しております。

※治験とは・・・新しい薬や医療機器を広く使用していただくためには、その薬や医療機器が病気に対して有効であるか、 また安全であるか確かめ、厚生労働省から承認(許可)を得るために行う臨床試験を「治験」と呼びます。

【治験に参加いただける方(抜粋)】

  • ・内科的治療にもかかわらず、三尖弁閉鎖不全の兆候、三尖弁閉鎖不全に起因する症状、あるいは三尖弁閉鎖不全起因の心不全入院歴がある方
  • ・三尖弁逆流の重症度が少なくとも重度である方
  • ・18歳以上の方
  • ・別の治験に参加していない方

【募集期間】

2023年 2月 3日~2024年 9月 30日(予定)

  • この他にも基準がございます。ご希望されても、治験の参加基準に合わない、募集期間の終了、又は予定の人数に達した場合など、参加できない場合もあります。予めご了承下さい。
  • ご連絡くださった方、参加いただいた方のプライバシーは厳守いたします。お問い合わせ、ご参加いただいた方のご連絡先などの情報は外部に漏れることはありませんので安心してお問い合わせ下さい。
  • 詳細については診察時に担当医におたずね下さい。

お問い合わせ先

循環器内科
林田 健太郎、竜﨑 俊亘 医師

下記、電話番号またはメールアドレスへお問い合わせください。

    TEL:03-5363-3804 受付時間:9:00~16:30

    (循環器内科 直通 (連絡窓口担当者:竜﨑 俊亘))

    Email: keioheartteam1021@gmail.com


Sapien 3 Ultra RESILIA弁を用いたTAVIを施行しました。

2023年03月29日

本日Edwards社のSapien 3の後継機種であるSapien 3 Ultra RESILIA弁を使用したTAVIを施行しました。
この弁はUltraスカートを搭載し、従来のものより弁周囲逆流をさらに低減し、さらに現在外科生体弁で最も耐久性に優れていることがわかっているRESILIA弁が使用されています。
このデバイスは欧州ではまだ承認されておらず、米国と日本でしか承認されていません。
本デバイスにより、より質が高く耐久性の優れたTAVI治療を日本の患者さんにお届けすることができるようになりました。

当院よりTAVI教育ライブをお届けしました。

2022年11月02日

2022年10月29日にCCTという学会において当院からTAVI教育ライブを施行しました。
Sapien 3, Evolut Pro+,Navitorという本邦で現在使用可能なすべての弁を使用し3人の患者さんを治療しましたが、すべての患者さんで素晴らしい結果を達成し、予定通り14時前に終了することができました。
座長、コメンテーターの先生方も当院慶應ハートチームの手技とチームワークに惜しみないお褒めの言葉をいただきました。
全国のTAVI実施施設の先生方にご覧いただき、少しでも患者さんのより良い治療に役立てていただけましたら幸いです。

今回の教育ライブの趣旨を十分理解しご協力頂いた患者様、当院ハートチームメンバー並びに関係する皆様方に厚く御礼申し上げます。

NHK Eテレで放映された弁膜症に関する番組で当院ハートチームが特集されました

2021年9月25日

2021年9月25日(土)に弁膜症シンポジウムの概要がNHK Eテレで放映され、当院ハートチームが特集されました。
実際の患者さんの治療を通し、弁膜症治療に対する最先端治療がわかりやすく放映されたと思います。
より多くの患者さんがこの最先端治療の恩恵を享受することを期待しております。


「弁膜症に関する心臓フォーラムのNHK Eテレでの放映が決定しました」

2021年09月16日

8月21日に行われた弁膜症に関する心臓オンラインフォーラムですが、おかげさまで700名以上の方々にご参加いただき大変好評のうちに終了いたしました。
その内容がNHKEテレで放映されることが決定しました。


NHK Eテレ / 2021年9月25日(土)14:00〜14:59
番組名:TVシンポジウム「増える心臓弁膜症 あなたは大丈夫!?」
放送後、「NHKプラス」にて一週間見逃し配信

心臓弁膜症について、最新のカテーテル、ロボット手術、COVID時代に病院を受診するべきか、また海外の医療事情から考える日本の問題点など盛り沢山の内容になっております。
ご興味がありましたらぜひご視聴ください。


「PCR Tokyo valves 2021が開催されます。」(主に医療従事者の方向け)

2021年09月16日

ヨーロッパの心臓カテーテルの学会であるEuroPCRとタイアップして、2016年からアジアにおける心臓弁膜症に対するカテーテル治療の学会としてPCR Tokyo valvesが立ち上げられております。
昨年は1000名を越す方々に実際にご参加いただきましたが、今年はCOVIDの状況を鑑みリモート開催となっています。
https://www.pcronline.com/Courses/PCR-Tokyo-Valves?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=promo-pcrtokyovalves-2021-savethedate
最新のヨーロッパ、米国、日本のガイドラインや大動脈弁狭窄症に対するTAVI、僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClip、心房細動に対する経カテーテル左心耳閉鎖術などの世界の最新の情報が学べる貴重な機会です。
世界をリードする高名な先生方も多数参加されます。
また主に英語のセッションになりますが、日本語でのまとめやセッションによっては日本語の字幕なども用意されています。
ぜひみなさん奮ってご参加ください。


NHK関連団体主催の「心臓フォーラム」が開催されます。

2021年07月19日

NHK厚生文化事業団主催の弁膜症に関するオンラインフォーラムが開催されます。国立循環器病センター心臓外科の藤田知之先生とともに当院の林田医師も参加します。またゲストパネリストとして俳優の武田鉄矢さんが参加され、また司会をフリーアナウンサーの笠井信輔さんが務められます。
主に心臓弁膜症について一般の方向けの啓発的な内容となっており、自覚症状や診断、最新の低侵襲治療までが網羅されますが、海外との医療制度の違いから見た日本の医療の問題点や今後の課題なども網羅されるため、医療従事者や医療業界の方々でも楽しめる内容となっています。
もしご興味がありましたら事前登録期間が8月19日17時までとなっていますので、お早めにお申し込みください。またご友人や患者さんで興味がおありの方がいらっしゃいましたらぜひご紹介いただけますと、きっと疾患についての理解が深まるかと思います。

お申し込みはこちら


経カテーテル左心耳閉鎖術の新デバイスを用いた手術を施行

2021年07月08日

経カテーテル左心耳閉鎖術の新デバイスであるWatchman FLXが日本国内で使用可能となりました。
慶應大学病院でも2021年7月8日、新デバイスを使用した左心耳閉鎖術を施行いたしました。
新デバイスは従来のデバイスと比較して、様々な形態や大きさの左心耳に対してより安全に留置できるように開発されており、本日施行した症例においても、合併症なく左心耳内への留置に成功いたしました。
今後、新デバイスであるWatchman FLXが心房細動に対して抗凝固療法の施行が困難な患者様の福音となりますよう日々精進して参ります。


慶應ハートチーム、TAVI 1000例達成

2021年03月09日

当ハートチームは2013年よりTAVIプログラムを開始しておりますが、本日2021年3月9日、合計1000例目の患者さんを治療させていただきました。
これまで他院で治療ができない重症かつ治療困難な患者さんも多く引き受けて治療をしてまいりましたが、周術期死亡率は1.0%以下と大変良好な成績を収めることができました。
これもハートチームメンバーや院内の様々な部署の皆様方にお力添えいただき、また当院を信頼し患者様をご紹介くださった先生方との連携の賜物と心より感謝申し上げます。
これからも大きな意味での「ハートチーム」としていろいろなご施設の先生方やご家族と連携させていただき、一人一人の患者さんにとってより良い医療を提供すべく、医療の質を追求してまいりたいと思っております。
引き続き今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


血液透析患者さんもTAVIが受けられるようになりました。

2021年01月08日

血液透析患者さんは開胸手術が高リスクとなる場合が多くありましたが、これまでTAVIは適応とされてきませんでした。
2016年より大阪大学と当院で血液透析患者さんに対するTAVIの治験を開始し、ようやく2021年1月に薬事承認が得られ、2月1日より保険償還されることになりました。
これにより血液透析患者さんに対してもTAVIを提供できるようになっています。ただどの患者さんにもTAVIが可能というわけではなく、開胸手術も重要な治療選択肢となります。
当院ではハートチームで協議の上個々の患者さんに最適な治療を提案させていただきます。


ロボット支援PCIを開始しました。

2020年10月01日

2020年10月1日に、当院でも最新鋭機であるCorPath GRXシステムを使用したロボット支援PCIを開始しています。
術者がPCI において使用されるカテーテルやガイドワイヤ等の治療用デバイスの操作を手術台から離れたコックピットから遠隔操作で行うことが可能です。
このシステムを使用することにより、術者はプロテクターを装着する必要がありません。
当院はコクピットを完全にカテ室外の操作室側に置いたため、完全に放射線被曝を避けることができます(本邦初)。
またより精細なデバイスコントロールも可能となります。
当院では安西淳医師と林田健太郎医師が担当しております。


経皮的僧帽弁接合不全修復術の新デバイスでのカテーテル手術施行

2020年09月01日

経皮的僧帽弁接合不全修復術のカテーテル治療の新デバイスであるMitraClip G4が2020年9月1日から日本国内で初めて使用可能となりました。
慶應大学病院でも本日2症例に対して新デバイスを使用した、カテーテル治療を施行いたしました。 新デバイスは従来よりも僧帽弁逆流症を効率よく制御できるように開発されており、本日施行した2症例ともに良好な逆流制御を得ることに成功いたしました。
今後、新デバイスであるMitraClip G4が僧帽弁閉鎖不全症で苦しんでいる患者様の福音となりますよう日々精進して参ります。


最新のTAVI弁であるLotus edgeの使用を開始しました。

2020年08月25日

Lotus弁はTAVI弁の中で最も弁周囲逆流を抑えるのに適した弁として、すでに海外では広く使用されています。ようやく本邦でも保険償還され、2020年8月現在当院を含めた3施設のみで使用可能となっています。本日当院で3症例を施行しましたが、高度石灰化病変であるにもかかわらず、ほとんど弁周囲逆流を認めず素晴らしい結果でした。
当院ではMitraClipと同様、2015年から開始された治験よりこのデバイスの導入に貢献しましたが、日本の患者さんにより良い治療オプションが提供できるようになったことを大変嬉しく思っています。


初診の受け入れを通常の体制として再開しました。

2020年06月01日

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、皆様におかれましては感染の不安や活動制限の中、大変な日々をお過ごしのことと存じます。
当院においては2020年4月6日より、院内感染のリスクを下げ、患者さんの安全を確保するために、入院治療を必要とする全ての患者さんには、入院前に外来で新型コロナウイルスPCR検査を受けていただいております(現時点で費用は病院負担)。
また東京都の緊急事態宣言解除を受け、6月1日から、初診の受け入れを原則、通常の体制として再開しました。
感染リスクを最小限にする一方、急に状態が変化しうる心疾患、弁膜症患者さんに遅滞なく最適な治療をお届けるすためのできる限りの努力をしてまいりますので、もし気になる症状がある、または治療が必要な可能性のある患者さんがいらっしゃいましたら、ぜひご相談、もしくは受診、ご紹介ください。


2019年3月の米国心臓病学会(ACC)において、低リスク患者におけるTAVIと開胸手術のランダム化比較試験の結果が発表されました。

2019年03月20日

2019年3月の米国心臓病学会において、二つのTAVIと開胸手術のランダム化比較試験の結果が発表されました。
Sapien 3デバイスを使用したPARTNER 3試験では、TAVIは開胸手術と比べ一年の複合エンドポイントである死亡、脳卒中、再入院リスクを46%低下させることがわかりました。
本邦からも当院からの3名を含む6名が登録されました。またEvolutデバイスを使用したlow risk試験では、開胸手術に比べTAVIの非劣勢が証明されました。
今回の結果を受け、今後TAVIの適応は外科手術が低リスクであっても患者さんごとの手技リスク、背景や価値観などを加味して考慮される時代がきていると考えられます。


当院におけるTAVI700例達成!

2019年03月20日

2019年3月12日、通算700例目の患者さんを無事治療することができました。
直近の連続500例以上において周術期死亡率は0.4%まで低下し、昨年はついに0%を達成しております。
これは手技やデバイスの改良のみならず、綿密な術前スクリーニング、病棟における周術期管理、安全な麻酔、質の高い画像診断やリハビリなど、チームとしての成熟度の向上によるものと考えております。
これからも慶應ハートチームは、患者さんにとって安全かつベストな医療を追求してまいります。


2019年が始まりました!

2019年01月24日

当院では2013年10月の保険償還後、これまで680例以上のTAVIを施行しました。
直近500例での30日死亡率は0.4%、2018年ではついに0%となっています。
局所麻酔+穿刺法による低侵襲TAVIにより、入院期間は著明に短縮し多くの方々が一週間以内に退院されました。
2019年も安全な手技を患者さんにお届けするために、チーム一丸となって努力を続けてまいります!


開胸手術が困難な症候性僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClip治療が順調に進んでいます!

2019年01月24日

僧帽弁閉鎖不全症に対する新しい低侵襲治療であるMitraClipですが、順調に進んでいます。
もうすぐ本邦通算で500例が治療されようとしています。当院も治験施設として2015年から治療にあたっており、安全に治療を進めております。
本邦における適応は、左駆出率30%以上の症候性の高度僧帽弁閉鎖不全症で外科的開心術が困難な例、除外基準として至適薬物治療が十分なされていない例、急性増悪や強心剤依存、補助循環依存となっています。
2018年秋に機能性僧帽弁閉鎖不全症に対するCOAPT試験の結果が発表され、至適薬物療法のみと比べ、MitraClipが心不全再入院のみならず予後も改善するというデータが発表されました。
http://www.innervision.co.jp/report/usual/20181105
本邦でも今後さらに良好なデータを出していく必要があると思われます。
僧帽弁閉鎖不全症で開胸手術が困難であると言われた患者さん、またそのような患者さんをお持ちの先生方はぜひ当院にご紹介ください(月曜午前 弁膜症専門外来 担当医:林田 健太郎)
外科医とハートチームで相談の上、最適な治療を提案してまいりたいと思います。


僧帽弁閉鎖不全症に対する低侵襲治療「MitraClip」が受けられるようになります。

2018年3月16日

2018年4月より、本邦でもついに僧帽弁閉鎖不全症に対する「MitraClip」が保険償還となります。
この治療は今まで外科手術が困難で治療が受けられなかった患者さんにとって、
息切れなどの症状が改善できる可能性のある低侵襲カテーテル治療です。
当院は治験施設として2015年10月より本治療を開始しており、2018年4月の保険償還後、
すぐにこの治療を行うことが可能です。
また当院の林田健太郎医師は日本全体の治験調整医師を務めております。
https://www.vascular.abbott/jp/company/press-release/20171106.html
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201703/550618.html

・重症僧帽弁閉鎖不全症だが、外科手術のリスクが高く困難と言われた。
・薬で治療中だが息切れの症状が残っている。

などでお困りの患者さんのお力になれる可能性があります。
MitraClip治療をご希望の患者さんはぜひ一度お問い合わせください。
(慶應ハートチームメールアドレス: keioheartteam1021@gmail.com

受診希望の方は紹介状をお持ちの上、月曜午前循環器内科 林田健太郎医師の
初診外来をご予約ください。(初診予約: 03-3353-1257)


当院におけるTAVI500例達成!

2017年10月10日

本日2017年10月10日、通算500例目の患者さんを無事治療することができました。
依然全例で弁留置に成功、術中死亡ゼロ、緊急開胸手術への移行ゼロを維持しております。
さらに2015年8月より、350例以上連続周術期死亡率ゼロを達成しています。
慶應ハートチームは、より患者さんに安心していただける安全な医療を追求してまいります。


手術リスクの低い大動脈弁狭窄症患者さんを対象とした臨床試験(PARTNER 3試験)について

2017年5月10日

大動脈弁狭窄症と診断され、外科的手術リスクの低い方を対象として、
大動脈弁狭窄症の治療に用いる医療機器の治験にご協力いただける方を募集しております。
http://www.keio-minicv.com/topics/kyosaku_chiken_201704


TAVIコーディネーター 医療事務急募のお知らせについて

2017年4月17日

上記の職種は定員に達したため募集を終了させていただきました。
多数のご応募いただきまして、誠にありがとうございました
http://www.keio-minicv.com/staff-wanted


当院におけるTAVI400例達成!>

2017年4月5日

本日2017年4月4日、通算400例目の患者さんを無事治療することができました。
依然全例で弁留置に成功、術中死亡ゼロ、緊急開胸手術への移行ゼロを維持しております。
4月となり新たな仲間を迎え、さらにチーム力と治療の質を追求していきます!


当院循環器内科心臓カテーテル室主任 前川裕一郎先生が浜松医科大学教授として赴任されました。

2017年4月5日

長年にわたり当院心臓カテーテル室を牽引された前川裕一郎先生が、2017年4月付で浜松医科大学教授として
赴任されました。新天地でのさらなる飛躍をお祈りしております!
http://www.keio-cardiology-cathlab.com/staff/appointed


「大動脈弁狭窄症を有する慢性透析患者に対する経カテーテル大動脈弁留置術の臨床試験」について

2017年4月5日

当院における上記臨床治験は、登録症例数を満たしたため、募集終了となりました。
誠にありがとうございました。
http://www.keio-minicv.com/topics/kyosaku_chiken


TAVIコーディネーター 医療事務急募のお知らせ

2017年3月13日

一緒にこの治療を発展させ、患者さんのために働いてみませんか?
TAVIではさまざまな職種が関与し、また安全な手技には準備が不可欠であるため、多くの大事な業務があります。
最近急激に患者さんの数が増加しており、そのような業務を手伝って、我々と一緒に
患者さんのために働いてくださる方を募集しています。
夜勤はなく、勤務時間はある程度相談に乗りますので、お子さんのいらっしゃる看護師さんでも大丈夫です。
詳細は以下のリンクからご覧下さい。
http://www.keio-minicv.com/staff-wanted


2016年 治療実績

2017年1月17日

当院では2013年のTAVI開始以来、2016年末日までに通算349例目の患者さんを治療してきました。
2016年は154例の患者さんを治療し、多くの高リスク、もしくは開胸手術不可能な患者さんを治療してきたにも関わらず、ついに年間の周術期死亡率0%を達成しました。我々もTAVIがまさに成熟し、安全な確立された治療となってきたことを肌で実感しています。さらに高齢な患者さんは心臓以外の臓器(肺、消化管、腎臓、脳、血液)の併存症を多くお持ちですが、それらに対しチームとしてしっかり取り組むことができた結果であると考えています。
慶應ハートチームは患者さんに安心、安全な治療をお届けするために、常に全力で取り組んでまいります。
ぜひお気軽に受診、もしくはご紹介ください!
http://www.hosp.keio.ac.jp/annai/raiin/yoyaku_nagare.html


当院の林田医師が、心臓弁膜症に関する医療最前線シンポジウム、「あなたの、あしたの「心臓」」に登壇しました。

2016年11月21日

第一部では基調講演として、順天堂大学の天野教授が大動脈弁狭窄症と外科治療、林田医師が最新のカテーテル治療であるTAVIについてお話ししました。また第二部ではアナウンサーの草野満代を司会としてお迎えし、天野教授、榊原記念病院の高山先生とともに、心臓弁膜症治療の最新治療についてトークを行い、多くの患者さんの質問に答えました。
http://www.tokyo-np.co.jp/ad/heart/


当院におけるTAVI300例達成!

2016年9月28日

2013年10月21日に当院におけるTAVI第1症例を施行後、本日2016年9月27日、通算300例目の患者さんを無事治療することができました。これまで数多くの高リスクな患者さんを治療してきましたが、依然全例で弁留置に成功、術中死亡ゼロ、緊急開胸手術への移行ゼロを維持しております。慶應ハートチームはこれからもさらに良い医療が提供できるよう全力で取り組んでまいります。


林田健太郎医師が産経新聞の取材を受けました。

2016年9月6日

高齢者に多い大動脈弁狭窄症 症状なく進行…早期発見重要 - 産経ニュース

大動脈弁狭窄症は症状なく進行するため、早期発見が重要です。気になる症状があったらお気軽に当院を受診してください。


慶應TAVIチーム、一日4例のTAVI施行達成!

2016年7月26日

昨年8月から当院では一日3症例のTAVIを施行してまいりましたが、本日初めて一日4症例(当院通算271例目)のTAVIを施行いたしました。

朝9時から開始し、16時前に全症例を終了しています。これを可能にしているのは、局所麻酔と穿刺法による超低侵襲TAVIと、豊富な経験に基づいたチームの総合力です。 今回一日4症例が可能になったことにより、今後患者さんをほとんどお待たせせずTAVI治療を提供することが可能となりました。

慶應ハートチームは常に進化し、患者さんによりよい治療を提供し続けていきます。


慶應病院のTAVI治療がテレビ放送されます

2016年6月2日

テレビ東京系列で2016年6月13日 月曜日22:00から放送される『未来世紀ジパング』にて、慶應病院のTAVI治療が特集で放送される予定です。ぜひご覧ください。


新しい世代の人工心臓弁 ついに日本に導入

2016年5月24日

今まで使用していたサピエンXTの次世代である、サピエン3という新しい人工弁がついに解禁になりました。

日本で使用できるのは本日からで、当院は日本で最初に使用した病院の一つです。

早速、二尖弁を含む3名の患者さんが治療を受けられ、非常に良好な経過で終了しています。前世代であるサピエンXTと比べて、人工弁周囲からの逆流がより生じにくく、また使用するカテーテルも細くなっているため、合併症がさらに低いデバイスとなっております。

これからもより安全な治療をお届けできればと思いますので、よろしくお願い致します。


僧帽弁閉鎖不全症の治験について

2016年4月11日

現時点で登録例数を満たしつつあり、近々エントリーが終了となりますので、お早めにご相談下さい。
マイトラクリップ治験は、登録例数を満たしたためエントリーを終了いたしました。どうもありがとうございました。

僧帽弁閉鎖不全症の治療に用いられる医療機器の治験のお知らせ



特設ページ「心臓弁膜症・大動脈弁狭窄症の新しい治療法・TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)」を公開しました。

2016年4月1日

慶應義塾大学・心臓血管低侵襲治療センターではこれまでも大動脈弁狭窄症とその治療法であるTAVIについての情報を発信しており、多数の方々にご覧いただいております。当サイトで公開している情報に対してお褒めの言葉をいただくとともに内容が多すぎてわかりにくいとのご指摘もいただいておりました。

そこで、私たちはAVIに関する情報を網羅的にお知らせする特設ページ「心臓弁膜症・大動脈弁狭窄症の新しい治療法・TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)」を公開しました。

このページが皆さんの治療選択の一助になれば幸いです。

心臓弁膜症・大動脈弁狭窄症の新しい治療法・TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)



『第一回 PCR Tokyo Valves』が開催される!

2016年3月31日

3月26・27日に東京JPタワーにおいて、第一回目となる PCR Tokyo Valvesが開催されました。
これはPCRという欧州で最大となるカテーテルインターベンションの学会の、公式なアジアにおける弁膜症インターベンションの分科会として、アジアにglobal standardを届けるために誕生しました。FranceのDr. Marie-Claude Morice, Dr. Jean Fajadet、湘南鎌倉総合病院の齋藤滋先生と共に、当院の林田医師が代表を務め、354人の参加者が白熱した議論を行いました。またbest case awardを田中医師が受賞しました。

2017年は4月7-9日に開催される予定となっております。みなさまのご参加を心よりお待ちしています。



TAVI 200例達成

2016年1月14日

2016年1月12日をもって、当院におけるTAVI 200例目を無事終了することができました。これまで数多くの高リスクな患者さんを治療してきたにもかかわらず、手技成功率100%、手技死亡ゼロ、緊急開胸手術への移行ゼロを維持しております。これからもさらに良い医療が提供できるよう努めて参りますので、よろしくお願いいたします。



僧帽弁新規治療デバイスの治験が順調に進んでいます。

2015年12月22日

10/23の当院における初症例後、順調に症例数を重ねています。治療後に外来にいらっしゃった患者さんも、「息切れが軽くなった」と喜んでいらっしゃり、この治療の効果を実感しています。現在欧米ではすでに日常臨床の一部となっていますが、このようなデバイスが少しでも早く日本でも使用できるようになることを願いつつ、日々診療にあたっています。
興味のある患者さん、先生方は、どうぞメールでお気軽にお問い合わせください。
keioheartteam@yahoo.co.jp



当院林田医師とハートチームが朝日新聞出版「新「名医」の最新治療2016」で特集されました。

2015年11月18日

朝日新聞出版「新「名医」の最新治療2016」(2015年11月10日発売)で林田医師とハートチームが特集されました。当院では現在週 3-5 名の患者さんを治療し、日本のトップクラスの施設としてみなさんに安全な低侵襲治療をお届けしています。

「新「名医」の最新治療2016」 朝日新聞出版・2015年11月10日発売

朝日新聞出版「新「名医」の最新治療2016」



カテーテルによる新規僧帽弁治療デバイスの留置に成功

2015年10月23日

2015年10月20日、当院ハートチームは外科手術が高リスクな重症僧帽弁閉鎖不全症の患者さんに対し、臨床治験での経皮的僧帽弁修復術に成功しました。この手術は開胸することなくカテーテルで治療を行い、僧帽弁にクリップを留置することで治療を行います。僧帽弁閉鎖不全症の著明な低減を達成し、患者さんも元気にされています。 現在このデバイスは本邦では臨床治験の段階ですが、将来的に本格導入されることが期待されます。

当院におけるTAVI治療実績



経大腿アプローチ100例達成!

2015年5月7日

4月14日に100例目の経大腿アプローチの患者さんを治療しました。
当院ではこれまで2013年10月からこの治療を開始し、2015年4月末日までに、計122名の患者さん(経大腿アプローチ103名、経心尖アプローチ19名)にTAVI治療を提供してきました。
当院では、肺の悪い患者さんには人工呼吸器管理を避け、局所麻酔でTAVIを行ったり、穿刺法を用いて傷口を小さくすることにより、ご高齢な患者さんの体の負担を減らし、術後のリハビリを積極的に行うことにより、安全性を担保しながらなるべく早く帰宅できるようなプログラムを実践しています。
このような超低侵襲TAVIには難易度が高く、国内でも施行できる施設が非常に少ないのが現状ですが、当院では熟練した手技とチームワークに基づき、安全に治療を提供することができます。

当院におけるTAVI治療実績 photo



当院循環器内科 林田健太郎医師が 「手術数でわかる いい病院2015」で特集されました

2015年3月19日

当院循環器内科 林田健太郎医師が 「手術数でわかる いい病院2015」で特集されました

週刊朝日MOOK『手術数でわかるいい病院2015』 朝日新聞出版・2015年3月10日発売

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TAVI施行100例達成!

2015年1月27日

本日TAVIを3例施行し、2013年10月以降通算100例を達成しました。
これまで超低心機能例、肺機能低下例に対する局所麻酔下TAVI、僧帽弁置換術後例に対するTAVIなど、難易度の高い症例を多く治療しながらも、これまで手技成功率100%、手技死亡ゼロ、緊急開胸手術への移行ゼロを達成することができたことは、ハートチーム全体のチームワークの結晶であると、心から誇りに思います。
今後も慶應ハートチームは、患者さんのより良い治療のために、日々精進してまいります。

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2015年1月17日に『Tokyo valves Kick-off meeting』が当院で行われました。

2015年1月27日

2015年1月17日に『Tokyo valves Kick-off meeting』が当院で行われました。
『Tokyo valves Kick-off meeting』
Course directorは齋藤滋先生(湘南鎌倉病院)と、当院の林田医師が務めました。会場の席に限りがあるため事前登録制とさせていただきましたが、100名以上の参加者の方と、TAVIの弁サイズ決定が難しい症例について熱い議論が交わされました。
第2回は2015年9月5日(土)、第3回は2016年3月26(土), 27日(日)を予定しており、第3回からはEuroPCRというヨーロッパのインターベンションの学会とのコラボレーションを予定しております。

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日経新聞(2014年11月29日号)に林田医師のインタビュー記事『心臓カテーテル治療最前線〜TAVI〜』が掲載されました。

2014年12月1日

日経新聞(2014年11月29日号)に林田医師のインタビュー記事『心臓カテーテル治療最前線〜TAVI〜』が掲載されました。

次の時代を読み解く NEXT Keyword わが社のChallenge 心臓カテーテル治療最前線|日本経済新聞 電子版特集

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ストラクチャークラブジャパン ライブデモンストレーション2014が開催されます

2014年11月6日

近年発展の目覚しいTAVIやMitraClip, BAV, PTMC, ASD閉鎖など、SHD(心構造疾患)に対するインターベンションに特化したライブデモンストレーションが、この度本邦で初めて開催されます。当院の林田医師が会長を努め、11月7,8日に東京駅直結のJPタワーで開催されます。今回の目的はビデオライブを中心に、より教育に特化したプログラムとしております。皆さまふるってご参加ください。
http://www.structureclub.jp/live-demo/outline.php

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慶応義塾大学病院 TAVI施行一周年

2014年10月28日

当院では2013年10月からTAVIを開始し、2014年10月21日で一周年となりました。これまで76名の患者さんがTAVIを受けられましたが、手技成功率100%、開胸術への移行0%、補助循環使用0%を達成できたのは、ひとえにハートチームメンバーとご協力いただいている関係者の方々のご尽力によるもであると心より感謝しております。2014年4月からは定時の手術枠をいただくことができ、現在週2-3例のペースでTAVIを施行しております。慶應ハートチームは患者さんにベストの医療を提供するために、今後も精進してまいります。

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8月31日(日)午後2時、BS朝日の「THE TEAM WORK~心臓疾患の医療最前線~」にて当院ハートチームが紹介されます。

2014年8月27日

8月31日(日)午後2時、BS朝日の「THE TEAM WORK~心臓疾患の医療最前線~」にて当院ハートチームが紹介されます。
「THE TEAM WORK~心臓疾患の医療最前線~」(BS朝日)



低侵襲が強みであるTAVIの利点を最大限に。局所麻酔+穿刺による"超低侵襲TAVI"

2014年8月12日

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われわれの強みに「低侵襲が強みであるTAVIの利点を最大限に。局所麻酔+穿刺による"超低侵襲TAVI"」を掲載しました。



経大腿動脈アプローチ、経心尖部アプローチともにインディペンデント達成

2014年6月24日

先日、経心尖部アプローチTAVI関しましてもに8例目の施行を無事に終了し、インディペンデント(指導医不在での手技施行可能)を達成致しました。
これで慶応義塾大学は、経大腿動脈アプローチおよび経心尖部アプローチのいずれにおいてもインディペンデントを達成したことになり、これは国内では3施設目となります(治験施設を除くと国内初の快挙となります)。

慶応義塾大学では、現在(2014/6/24)までに経大腿動脈アプローチ36例、経心尖部アプローチ8例のTAVIを施行しており、皆様に、より低侵襲な方法で治療を受けて頂けるように日々、様々な努力を行っております。

今後も、皆様のお役に立てるようにチーム一同精進して参ります。



安倍首相が慶応義塾大学病院を訪問、ハイブリッド手術室・TAVI治療を見学しました。

2014年6月10日

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2014年6月 安倍総理大臣が慶応義塾大学病院を訪問し、ハイブリッド手術室・TAVI治療を見学しました。また、その際の様子が報道されました。
詳しくは2014年6月10日 安倍首相がHybrid手術室とTAVIを視察



患者さんのインタビューを掲載しました。

2014年5月

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TAVI治療を受けた患者さんと医師のインタビューを掲載しました。患者さんの生の声は治療を考えている方・ご家族に参考になるコンテンツではないでしょうか。
TAVI治療を受けた患者インタビュー



「人工臓器 Vol. 42 No. 3」にTAVIの林田医師による日本語の総説が掲載されました。

2014年4月14日

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"Transcatheter aortic valve implantation: Current status and future perspectives." 人工臓器 Vol. 42 No. 3



日経メディカルに当院のハイブリッド手術室が取材されました。

2014年4月10日

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「ハイブリッド手術室」でより高度な治療が可能に:日経メディカル



慶應TAVIチームが「手術数でわかるいい病院」で特集されました。

2014年3月26日

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慶應TAVIチームが「手術数でわかるいい病院」で特集されました - ニュース | 慶應義塾大学 循環器内科



慶應TAVIチームがテレビ東京のワールドビジネスサテライトで取材されました。

2014年2月28日

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TAVIチームがテレビ東京のワールドビジネスサテライトで取材されました - ニュース | 慶應義塾大学 循環器内科



日経メディカルオンラインREPORT2013.11.22として、当院の林田医師のTAVI/TAVRに関する取材記事が掲載されました。

2013年11月

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『TAVRが変える弁置換術』~治療翌日には歩行可能、最短5日で退院できる
 ※ページ閲覧には日経メディカルオンラインへの会員ログインが必要です。



情報サイトZakZakニュース記事2013.10.11として、当院の林田医師のTAVI/TAVRに関する取材記事が掲載されました。

2013年10月

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 “心臓守る”若きエース 大動脈弁狭窄症の“新技術”普及に邁進



innavi.net取材報告2013.10.2に当院の林田医師のTAVI/TAVRに関する取材記事が掲載されました。

2013年10月

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 エドワーズライフサイエンスがTAVI用生体弁「サピエンXT」を発表



弁膜症サイトへ当院 林田医師の記事が掲載されました。

2013年7月

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 経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)とは



日経メディカル特別編集版2013.6「循環器診療のトピックス&トレンド」に当院の林田医師のTAVI/TAVRに関する取材記事が掲載されました。

2013年6月

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【特集】[全身の血管に広がるカテーテル治療] 経カテーテル大動脈弁留置術、手術不能例の積極治療に道



当院 循環器内科サイトでもTAVI/TAVRについて紹介しています。ご参照ください。

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当院 循環器内科サイトでもTAVI/TAVRについて紹介しています。ご参照ください。
「弁膜症・冠動脈疾患の低侵襲カテーテル治療専門外来」



当院 医療・健康情報サイト KOMPASでもご紹介しています。Q & A(よくあるご質問)もありますので、是非ご参照ください。

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当院 循環器内科サイトでもTAVI/TAVRについて紹介しています。ご参照ください。
「2013年10月 大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)の開始~慶應ハートチーム~」



≫患者インタビュー

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TAVI治療を決めたのは、信頼を寄せている医師の一言

大動脈弁狭窄症

大動脈弁狭窄があっても無症状のことが多く、狭窄の程度が進み心臓の余力がなくなって初めて様々な症状が出るようになります。

経カテーテル大動脈弁留置術 TAVI

重症の大動脈弁狭窄症で、開胸手術による治療が不可能または 非常に困難な患者さんに対する全く新しい治療です。大動脈弁をただバルーンで拡張するだけでなく弁を留置してくる治療法です。

TAVI治療を受けた患者インタビュー

「もっと元気に長生きできる可能性が出てきますよ」TAVI治療を決めたのは、信頼を寄せている医師の一言

慶應義塾大学病院 心臓血管低侵襲治療センター
Keio University School of Medicine Medical Center for Minimally Invasive Cardiac Surgery

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